テレワークでは社員の健康管理も重要!企業への影響や管理方法についても紹介

テレワークが多く導入されるようになり、「社員の生産性が上がって良い」「セキュリティリスクに不安がある」(テレワークのセキュリティ問題はこちらのページ)など、色んな話題が上がっています。しかし、健康問題も実はテレワークと大きく関わってきます。

ここではテレワークと健康被害、企業が取り組むべき健康管理、その管理方法などを解説していきます。

テレワークと健康問題の関係

テレワークには色んなメリットがある一方で、健康面での問題も出てきます。通勤時の移動がなくなることで運動不足が進むという社員側の問題も挙げられますし、従来のように社員の健康管理ができないという企業側の問題も挙げられます。

テレワーク下ではプライベートと仕事との区別が曖昧になってしまい、上手く導入ができていなければ、長時間労働を引き起こすリスクが高まってしまいます。そうすると、目の疲労や腰痛、肩こりなどの健康被害も現れやすいです。他にも、生活の大半を自宅で過ごすことで運動不足が深刻化し、生活習慣病のリスクが高まることも考えられます。

特に、新型コロナウイルス流行ということもあり、より外出が控えられ、心身に悪影響を及ぼす二次被害も懸念されています。

そしてこれら健康被害は、社員だけに関わる問題ではありません。社員が存分に力を発揮できなくなれば生産性の低下、社員の満足度も低下といった影響が企業にも及びます。そのため健康被害が出ないよう、適切な管理・対応を取っていくことが大事です。

テレワークで注意したい健康に関する法令の適用

上記の通り、社員の健康状態が悪化すると企業に悪影響を及ぼします。そのため必要な対応を取ることが大事なのですが、一定の措置に関しては労働安全衛生法等によって講じることが義務付けられています。

そのため以下の事項については、過重労働是正やメンタルヘルス対策のみならず、コンプライアンスの観点からも措置を講ずる必要があります。

  • 健康診断の実施等
    労働安全衛生法第66条~第66条の7までで、健康診断およびその後の措置についての規定が設けられている
    66条では健康診断を実施すべき旨、同条以降で「健康診断の結果の記録」や「健康診断の結果に関する医師からの意見聴取」などの規定も置かれている
  • 長時間労働者に対する医師による面接指導等
    同法で、長時間労働をしている社員に対して、医師による面接指導を行わなければならない旨、労働安全衛生規則ではこの面接指導に必要な産業医への情報提供などの規定が定められている
  • ストレスチェックの実施等
    同法で、心理的な負担を把握するための検査(ストレスチェック)を実施しなければならない旨などが定められている

これらはテレワークを行う社員に対しても当然適用されるルールです。

また必須ではありませんが、政府からの公示により、企業側にはメンタルヘルスへの対策計画の策定に取り組むことが望ましいとされています。テレワークを行う社員が万全な状態で仕事に取り組めるよう、メンタルヘルス対策についても策定しましょう。

テレワーカーによる長時間労働への対策

健康被害を生む原因は色々ありますが、健康への影響が比較的大きく、またコンプライアンスの観点からもまず取り組むべきことは「長時間労働の是正」です。

形式的に労働時間を管理するだけでは効果は薄いです。以下のような手段を採りましょう。

  1. テレワーカーによる時間外・休日労働を原則禁止にする
    時間外や休日における労働を原則禁止とし、時間外労働を例外的な位置に捉えさせる。この意識を持たせるだけでも抑制の効果が期待される
    許可制にすればより厳重に抑制できる
  2. 長時間労働等を行う労働者への注意喚起
    長時間労働が生じるおそれのある社員に対して、直接注意喚起を行うことも効果的
    労務管理のシステムを利用し、対象者に自動で警告を表示するのも有効
  3. メール・チャットの抑制
    テレワークにおける長時間労働は、時間帯問わず送られてくる指示などが一つの要因と考えられている
    そのため、時間外や休日にはメールやチャットを自粛するよう呼びかけることが有効
  4. 社内システムへのアクセス制限
    深夜や休日には社内システムにアクセスできないようにすれば、強制的に労働を抑制できる

テレワークに併せて健康管理アプリの導入もおすすめ

健康管理アプリ・ツールにも個人向けのものから企業向けのものまで、色々あります。センシティブな情報を取り扱うため、情報の管理方法には慎重にならなくてはなりませんが、簡単に健康管理ができるようになります。

体重や日々の睡眠時間、歩数を記録するアプリから、健康メニューを提案してくれるアプリ、AIが食事内容の栄養分析までしてくれるアプリもあります。

特に企業向けの、健康情報を管理するものだと、以下のような機能があります。

  • 健康診断の予約管理、受診状況・結果の管理
  • 労基署への報告に向けた報告書自動作成
  • 健康状態の分析
  • 面談候補者の自動抽出、面談管理
  • 再検査の自動勧奨

健康管理アプリの選定ポイント

アプリの数が多く、選び方に困る場合には「健康診断情報の入力・管理機能」「人事データとの連携可否」「操作性」に着目しましょう。管理者と社員の双方が操作しやすく、またフォーマットの成形が容易であるなど情報の入力や管理の行いやすさなども重要なポイントです。これに関連する、入力代行サービス、CSVでのデータ取り込みなどの機能の有無もチェックしましょう。

企業規模が大きい場合には人事データとの連携も大切です。複数のシステムに何度も入力していたのでは非常に手間ですので、連携し、自動で反映あるいは簡単にデータを移せるようなものを選びましょう。

close

非公開コンテンツを無料で購読しましょう。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


人材から始める海外進出

無料購読

非公開コンテンツを無料で購読しましょう。

ページ上部へ戻る