企業がSNSを運用するメリットと成功事例、炎上に関する注意点も紹介

SNSは、今や、嗜好物としてのみならず、企業活動を支えるツールにもなりつつあります。効果的にSNSを利用することで多くのユーザーに自社製品・サービスを訴求できますし、ユーザーと直接コミュニケーションを図ることもできるなど、従来の一方通行の情報発信媒体とは一線を画しています。

そこで、ここでは企業がSNSを運用することにどのようなメリットがあるのか、実際の運用事例も紹介していきます。なお、炎上等のリスクもあるため、SNS運用にかかる注意点についても言及していきます。

企業がSNSを活用するメリット

最初に、企業がSNSを活用する主なメリットを挙げておきましょう。

  • 手軽に情報発信ができる
  • 双方のやり取りができる
  • 無料で始められる
  • 情報の拡散力が強い

自社でWebサイトを持ち、情報を発信することもできますが「無料」「立ち上げまでが早い」という違いを持ちます。SNSのほうが優れているというわけではありませんが、情報を発出するまでの手軽さで言えばSNSが優位であると言えます。

また、「双方向のやり取りができる」ということに関してですが、Webサイト上でページを設ける場合、ユーザーはそこに掲載された情報を読み取ることしかできず、一方通行の流れしかありません。問い合わせを行ったり、コメント投稿の機能を備えたりすることで解消も可能ですが、SNSだとそもそもの存在意義がユーザー同士のコミュニケーションにあるため、円滑なやり取りが実現されます。一個人が大きな組織とも簡単にメッセージのやり取りをできる時代になっているのです。

情報の拡散力」に関してはFacebookなどもそうですが、特にTwitterで顕著です。何かきっかけがあれば、フォロワーのみならず、その他多数人に一気に情報が広まる可能性を秘めています。いわゆる「バズる」という状態です。上手くバズらせることができれば無料でWeb広告並みかそれ以上の効果を得ることもできます。

そして、SNSの利用者の全体数も年々増加しており、この拡散自体のポテンシャルも大きくなりつつあります。総務省の調査結果からも、SNSの利用率が伸びていると分かります。

SNSの利用率の推移:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111130.html

やはり若年層の利用率が高いですが、どの年代においても利用する人が増えてきています。

SNSを使った企業活動の成功事例

企業がSNSを運用することのイメージをより掴むため、実際の運用事例を見ていきましょう。ジャンルに縛られず、多角的な活動が可能ですが、ここではマーケティングおよび採用活動に着目しました。

SNSでマーケティングをしている企業の事例

「Instagram」を使って特定ターゲットへの訴求に成功した事例(青山商事株式会社)
洋服の青山ではスーツなど、商品自体が大人向けで少し固いイメージも持たれているが、Instagramを使って従来とは異なる層の獲得に成功した。
メンズアカウントやレディースアカウントも持っているが、それら以上に「ガールズアカウント」が伸びており、10~20代の女子学生に対するアプローチで上手くいっている。
特にこの層を多く保有するInstagramの特性を活かしており、投稿する内容も女子学生向けのものとなっている。

②SNSを効果的に使い分け、多方面への情報発信に成功した事例(ハーゲンダッツジャパン株式会社)
洋服の青山の事例からも分かるように、SNSもそれぞれに特性が異なる。
ユーザー層、発信する情報の種類、更新頻度、ユーザーからの反応・アクションなどが違っており、これらを把握した上で適切に使い分けることが重要である。
ハーゲンダッツジャパンではSNSマーケティングとして、特に利用者の多いTwitter ・Instagram・LINE・Facebookの4つを使用。
情報の拡散性が高いTwitterでは速報を発信、
写真や動画などの視覚的なコンテンツはInstagramへ、
キャンペーン情報などのお知らせ関連はLINEへ、
そしてオフィシャルで少しかしこまった情報配信ではFacebookを使っている。
情報の性質に合ったSNSを使うことでより多くの人にアプローチができ、それぞれの効果も最大限にすることが期待される。

SNSで求人、採用活動をしている企業の事例

①Facebookでライブセミナーを実施(株式会社NTTドコモ)
NTTドコモでは、採用活動にFacebookを利用している。
企業の公式アカウントとは別に、採用活動の専用アカウントとして運用。大きな特徴はFacebook上で限定のライブセミナーを行っているということ。質疑応答も可能で、求職者の疑問をその場で解決することができている。

②採用情報を多数SNSで発信(株式会社ディー・エヌ・エー)
DeNAの新卒採用では、採用情報をTwitter上で多数発信している。
基本的な求人情報に加え、企業情報、インターン情報、社員紹介、各種採用イベントなど、豊富な情報が提供されている。就活で多忙な学生にとっては、自分からWebサイトを閲覧して必要な情報を探さなくて良くなるというメリットがある。アカウントをフォローしていれば、日々情報が自動的に入ってくるようになる。企業としても好印象を持ってもらうことで優秀な人材獲得に繋がる。

SNSの運用で注意すべきこと

以上で説明したように、SNSは企業にとっても重要な存在となっています。

マーケティング活動の効果を高めることになる売り上げ向上、採用活動を効果的に実施することで人材獲得にも繋がります。

しかし炎上のリスクも伴います。ちょっとしたきっかけで炎上してしまい、大きな損失を生むこともあります。特に問題なのは社会的な信用を失うということです。この場合、回復が容易ではありません。

炎上の発生や、ユーザーが企業に対しネガティブな印象を持たないようにするためには、運用ルールを定めることが大事です。何も考えずアカウントを立ち上げ、運用を開始するのではなく、事前に運用ポリシーを策定し、何のためにSNSを使うのか、どのように使うのか、といったことを明確にしておきましょう。

セキュリティ上の問題が発生することもありますので、誰もが自由にログインできる状態は避けるべきでしょう。権限者を設けて、慎重な運用を心掛けなくてはなりません。

自社での運用に自信がない場合は、SNSの運用代行を頼むのも選択肢の一つとしてはありでしょう。

SNSの利用に関する注意点としてもう1点、従業員個人が使うSNSの問題もあります。この点、こちらのページで解説していますので、ぜひご覧ください。

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